2023-04-28
近年は人口減少や地方の過疎化などにより、空き家を相続する方が増えています。
しかし、適切な管理を怠った場合は急速に劣化してしまい、トラブルに発展することもあります。
この記事では、空き家を相続するデメリットや解決策について解説していきますのでぜひ参考にしてください。
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建屋は、適切な管理をしなければ劣化していきます。
最大の劣化原因は湿気で、換気をしていない場合はカビなどが発生します。
そのため、湿気が溜まらないように定期的に換気をおこなうことが必要です。
また、水道管は長期間使用しない場合、錆が発生し水道管が破裂する可能性があります。
排水口の下には水が常時溜まる封水という部分があり、下水管からの悪臭を防いでいます。
長期間放置され封水の水が蒸発してなくなると、悪臭の原因になるため、水を1分程度流しっぱなしにする通水が月に1回程度必要です。
さらに、清掃も欠かさずにおこなうことが大切です。
庭の雑草や樹木を放置すると害虫が発生したり、敷地から枝がはみ出たりして、近隣住民とのトラブルになることがあります。
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空き家を相続する場合、さまざまなデメリットが発生します。
1つ目は、特定空家に指定されるリスクです。
特定空家とは、法律によって近隣に深刻な影響をおよぼす可能性のある危険な家と指定された空き家です。
特定空家に指定されると、固定資産税の優遇措置を受けることができないため、税金が高くなります。
行政の指示に従わない場合、代行執行により強制的に取り壊しがおこなわれることがあり、所有者は取り壊しに掛かる費用を請求されてしまいます。
2つ目は、所有者責任を負うリスクです。
管理の不備が原因で倒壊などによる事故が発生した場合、所有者は責任を負う必要があります。
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不動産を空き家状態で所有する場合、デメリットが多いためここではその解決策をご紹介します。
1つ目は、建物を解体して更地にする方法です。
解体費用が掛かり、固定資産税が増額してしまう可能性がありますが、管理に悩まされることがなくなります。
2つ目は、譲渡して手放す方法です。
買い手がつかない土地でも、無償譲渡ならば取引に応じてくれる場合があります。
3つ目は、そのまま売却する方法です。
売却益が出た場合は譲渡所得税などの税金が発生します。
一定の条件を満たす場合、譲渡所得から最高3,000万円まで控除が可能です。
詳しくは国税庁ホームページで、被相続人の居住用財産を売ったときの特例を確認してください。
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